仮想通貨には、草コインと呼ばれる時価総額の低いアルトコインが大量に存在しており、時折発生する急騰や実現可能かどうか分からない機能などについては話題となります。

過去に注目を集めた草コインは、今どうなっているのでしょうか。

日本で話題になった代表的な草コインを追ってみました。

Verge(XVG)

Vergeはレイス・プロトコルと呼ばれる匿名性に特化したシステムを持つブロックチェーンで、マイニング方式はPoWを採用しています。

ブロック生成速度は30秒と、ビットコインの20倍の速さを誇ります。

なんと2017年に1年間で1万倍にもなったのですが、その理由は定かではありません。

TokenPayでVergeがアドバイザーを務めているのですが、どうやらそれは材料ではなく、特定の投機筋が買い上げたということで結論づけられています。

そんなVergeは、2018年の4月と5月にハッキングを受けたことにより、悪い意味でも話題となりました。ハッキング後も継続して開発が続けられており、今後はスマートコントラクトを機能として実装する予定となっています。IoTやDappsなどといった分野にも使用することができるようになるでしょう。

時価総額は約150億円程度あり、ランキングは60位程度に位置していることから、草コインとは言えないかもしれませんね。

◇XVGチャート(2017年11月~)
出所:CMC

参考:バージ/円 (XVG) 相場・リアルタイム価格情報

Experience Points(XP)

XPは、eSPORTSやゲームなどを行うことによってXPを得ることが可能で、経験値を貯めるようにXPを貯められることが特色です。

PoSマイニングすると年率で40%増加することが非常に話題となり、有名ブロガーであるイケダハヤト氏がXPについてツイッターやブログで発信しました。仮想通貨ブームがピークに差し掛かっていた影響もあり日本人の多くも投資し、わずか1カ月で価格は30倍に急騰し、2018年1月6日には時価総額が1200億円を超えていました。

しかし、決済ツールが何度か問題を起こしてしまい、その問題をカバーするために新しい通貨であるXPCを発行しました。そういった影響もあり、その後は下落する一方で、記事執筆時点の時価総額はわずか1億6000万円程度となっています。

eSPORTSは今後も伸びていく分野なので、XPが活躍する場面が訪れる可能性はあるかもしれません。

出所:CMC

PACcoin(PAC)

PACは第3世代と呼ばれる仮想通貨であり、ブロックチェーンだけでなくスマートコントラクトや IoTを想定した設計となっています。

開発目的はユーザーにとって使いやすい世界的な仮想通貨を目指すことです。DASHをベースに開発しており、ビットコインにできないものをサポートするための通貨といえます。

そして、現在も開発が続いており、企業とのパートナーシップやCoinfyleやPacdirectと呼ばれる独自のプラットフォームの拡大なども計画しています。

2017年の8月までは特に開発が進んでいなかったのですが、PoSマイニングができる草コインとして、そして第2のXPとして注目されました。

また、ハードフォークで発行枚数3兆枚を1000億枚に減らすことや、ロードマップの公開、ディスコードで日本人向けコミュニティーの設立などで急騰を後押ししました。

最盛期の時価総額は670億円ほどありましたが、PACも価格が下がる一方となり現在は3億6000万円ほどとなっています。

出所:CMC

まとめ

一時期話題となった草コインは、現在も開発が続いているものも多数あります。

今後は社会インフラの一部を担うブロックチェーン・仮想通貨のニーズが増していくことが予想されるため、いつか復活する草コインも出てくるかもしれませんね。

 

 

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