GMOコインは5月1日に第一種金融商品取引会社として金融庁に登録され、より安心度が高まりました。
先日、ユーザーを対象にしたアンケート調査が出ていましたので、コメントしたいと思います。
▼アンケート調査概要
調査期間 : 2020年4月15日(水) ~ 2020年4月29日(水)
調査方法 : WEBアンケート調査
調査対象 : GMOコインユーザー 1,578名
アンケートページ:GMOコインユーザーを対象にした暗号資産アンケート調査を2020年も実施
暗号資産の今後への期待が高まる
暗号資産の今後に期待している人の割合は、昨年よりも高まり7割以上となりました。
上昇に期待している暗号資産
一番期待されている通貨はリップルからビットコインへと変わり、次点にイーサリアムが続いています。
2019年から2020年の現在にかけてはアルトコインというよりもビットコインの動きが目立った年でした。そういった価格推移の背景がこのアンケート結果に現れているのかもしれません。
暗号資産は長期投資目的が圧倒的多数
約7割以上のユーザーは「長期保有」を目的として暗号資産を運用していました。
暗号資産の今後に期待して保有している層が多いことが分かります。やはり決済手段として使われるようになったり、実用化されていった場合にはまだまだ価値は上がるはずだと考えています。
50万円以下の少額投資が多数
暗号資産の最大の魅力としては少額から投資することができ、高いリターンを期待できる点でした。
GMOコインを利用しているユーザーの約半数が50万円未満で取引を行っており、残りの40%ほどを占めたのが500万円以下50万円以上での運用を行なっているユーザーとなりました。やはり小さな額から運用でき、当たれば大きく儲けることができるというのは魅力的な点であるのだと思います。大きなお金が必要となってしまう株式投資に比べて、やはり大きなお金が用意できない学生や20代前半の方々も投資をすることができるのは魅力的だと思います。
暗号資産決済の広まりに期待
暗号資産は日本でも決済方法として広まるか?という問いに対しては、約6割のユーザーが暗号資産は日本でも決済方法として広まると期待していました。
この比率は少し意外ではないでしょうか。もしかすると、昨年からのキャッシュレスの流れがある影響かもしれません。
しかし現在はボラティリティが高すぎるため、ある程度の価格安定が実現するまでは現金やクレジットカードのように日常的に使えるようにはならないと筆者は考えています。そのためにも流動性の高まり、認知度を上げていくことが今後期待されると思います。
暗号資産への投資が経済への意識の高まりへ
約6割のユーザーが経済ニュースへの関心が高まるなど、経済への意識変化が見られました。
筆者も暗号資産のトレードから投資の勉強を始め、現在は株・為替、世界情勢などの勉強もしており、ニュースがより深く理解できるようになりました。こういった経済理解への入り口としての役割も担うことがあるようです。
セキュリティーと手数料の安さが評価
サービス満足度も増加し(2019年47%⇒2020年62%)、GMOコインを親しい友人に勧めたい割合も増加しました(2020年64.3%⇒2019年78.4%)
やはり、セキュリティーなどの安心安全という部分がユーザーにとって大事であり、次いで手数料が昨年と比較してポイントを大きく伸ばしました。このあたりは、暗号資産FXのスプレッドの狭さも影響してそうです。
まとめ
GMOコインのユーザーへのアンケートを通じて、引き続き、多くの人々が暗号資産の未来に期待していることが明確となりました。
2018年に比べ、大学や筆者のコミュニティなどの中で暗号資産についての話を聞くことがかなり減ってきており、今後の盛り上がりに関して少し心配していました。
しかし、このアンケート調査により、暗号資産に投資している方々の考え方がポジティブな方向へとシフトしており安心しました。今後も暗号資産の未来に期待していきたいと考えています。