NYダウの先物CFDと折れ線グラフをBTCUSDで照らし合わせてみました。2月以降、相関性はとても高い状態にあり驚いております。NYダウの上昇と共にビットコインも上昇しており、すっかりリスクオン商品となっています。
こちらのチャートはダウ指数先物CFD
— ひろぴー (@hiropi_fx) June 27, 2020
折れ線グラフがBTCUSDの価格です。
コロナ相場以降、本当に極めて相関性が高いことが見て取れます。
ただし、米国は中国共産党幹部へのビザ発給を止めるなど、また週明けはリスクオフかもしれません。24500ドルのサポート割れは回避したいところ。 pic.twitter.com/ChigAYolu7
先週はリスクオフ相場となりました。これは、日本でも米国でも新型コロナウイルス感染者数が増加傾向になっており、これを嫌気した株式の利益確定の売却が出ているのでしょう。また、四半期のリバランスに絡む売りも考えられます。
そんななか、新型コロナウイルスの世界全体の感染者がついに1000万人を超えてしまいました。ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、感染者数の一番多い国は米国で250万人以上。次いでブラジルとなっています。
米国で1日の感染者数が過去最多(約4万人)を更新しており、フロリダ州とテキサス州はバーの中での飲酒を禁止するなど、再開した経済活動を部分的に停止させています。また、アリゾナ州やノースカロライナ州など9つの州が、経済再開の次の段階に移行しないと発表しました。外出制限解除を回復者と死亡者を含めて30%を超えたタイミングで実施してしまっており、これが完全に仇となってしまっています。これは間違いなく米国政府のミスと言えそうです。
日本は東京都内でも感染者数は増えているものの、1日にわずか50人程度というほど差があります。この感染者数増加は世界的にみれば、極めて少ないものとなります。
先週から都内でも人通りがほぼ戻ってきているという印象です。ただし、人々はマスクを着け、飲食店はソーシャルディスタンスに最大限気を使った対応をしているため、第2波がやってくるとしても、このような日本人の意識の高さから、小規模な影響で済むのではないでしょうか。
個人的に気になるところは、水星の逆行は7月12日まで続くことです。13日が変化日となっており、リスクオフ相場およびレンジ相場はこの日時まで現状水準かそれ以下で推移する可能性が高そうです。
週末の株式市場の下落に仮想通貨の反応は鈍くなっているため悩ましいのですが、コロナ以外にも不安材料が出てきています。26日に、米国は中国共産党幹部へのビザ制限を課すとの報道がありました。米国政府も色々とストレスがたまっているようで、中国への姿勢もかなり厳しいものとなっております。やはり、今週は短期的にでもリスクオフ相場があると考えています。