ビットフライヤーは、2014年1月に設立された仮想通貨取引所です。日本の暗号資産取引所の先駆的存在であり、国内での信頼が高く人気を集めています。
またビットフライヤーは様々な銀行から出資を受けていますので、その点においても信用性が高く、資本力に関しても安心できるといえるでしょう。
さらにビットコインの取引量が日本の仮想通貨取引所の中で1番 ※1という実績もあり、流動性に優れている点も魅力の一つです。
※1 Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
2020年4月に公開された月次情報によると、bitFlyer LightningのBTC FX取引金額が約3兆1900億円を記録しました。2019年9月から月次情報開示を初めて以降、3番目に大きい金額でした。
◇bitFlyer 4月の月次情報公開
初心者でも使いやすいシンプルなデザインや操作性となっているため、ビットフライヤーから仮想通貨取引を開始する投資家も少なくありません。便利な自動売買ツールも備えていますので、本記事ではそれの使い方を説明いたします。
設定だけで完結!お手軽な自動売買の魅力とは
自動売買とは、その名の通り設定しておくだけで仮想通貨を自動で売買してくれる便利なツールです。
自動売買のメリットとしては以下の2点が挙げられます。
- 時間や労力がほとんどかからない
- 心理的に難しいロスカットなども簡単に代行してくれるので、合理的な取引が可能
仮想通貨の自動売買は、どうしても生活上チャートに集中できなかったり、日中仕事で忙しい方におすすめの取引方法となります。専用ソフトが24時間体制でチャートをチェックしていますので、最適なタイミングで売買を繰り返してくれるというわけです。
またせっかく購入した仮想通貨が値下がりした場合、ロスカットなどの手段を実行することは実際には心理的に抵抗があるものです。しかし、自動売買ツールは合理的な判断を行ってくれますので、無駄なく取引ができるのです。
しかし、デメリットも存在します。それは、急激な価格変動に対応しにくいという点です。
仮想通貨は価格変動が激しい金融商品なので、大きなニュースなどがあった際は急激に変動します。自動売買ツールはこういった突然の変動には対応できません。あくまで日頃のデータを用いて運用を行なっているため、突発的な事態には対応できないのです。
もし何か大きな事態が発生した際には、手動に切り替えて売買を行うことをおすすめします。
自動売買のソフトについて
自動売買を始めるにあたって、ソフトを用意する必要があります。
自動売買に使用するソフトには以下の2種類があります。
- ダウンロードして利用するタイプ
- クラウド上で利用するタイプ
利用するソフトによっては、国内の仮想通貨取引所に対応していないこともあるので注意しましょう。
一般的に自動売買を行う方法として、プログラミングの知識が必要です。pythonと呼ばれるプログラミング言語を利用して、自動売買ツールを動かす必要があります。
一方で、他人が製作した自動売買botを購入して運用する方法もあるため、プログラミングにそこまで詳しくない投資家の方でも自動売買をすることは可能です。
販売されている自動売買ツールは以下のようなものがあります。
- はむとれ
- コインパワー
では、自動売買はどのように行えば良いのでしょうか。ここからは自動売買取引の開始方法について、解説します。
自動売買の手順
自動売買の大まかな手順としては、次のようになります。
- 取引所の選択
- APIの認証設定
- 自動売買ツールにAPIの設定を実施
- 最適なパラメーターの設定
※冒頭でも書きましたが、今回はビットフライヤーでの自動売買について解説します。
まず自動売買を始めるにはAPIの取得を進める必要があります。
①取引所の選択
APIを取得するために、bitFlyer Lightningにログインして、メインメニューから「API」を選択します。
◇bitFlyerでの口座開設はこちらの記事をチェック:
→【Webページから開設する場合】bitFlyerの口座を開設する方法
→【アプリから開設する場合】ビットフライヤー(bitFlyer)の口座をアプリから開設する方法を徹底解説!
②APIの認証設定
APIを管理するページに移動したら、画面の最下部にある「新しいAPIキーを追加」をクリックして、APIキーを設定しましょう。
③自動売買ツールにAPIの設定を実施
ここでは「入出金」の項目にチェックを入れないよう気を付けてください。特に「出金」の項目にチェックを入れてしまうと、APIキーが流出してしまった場合、被害を受ける可能性があります。そのため、項目へのチェックは必ず外れていることを確認しておきましょう。
④最適なパラメーターの設定
続いて、自動売買ツールにAPIキーをセッティングします。APIキーとAPI Secretをコピペするだけで完了します。
APIキーを獲得したら使用する自動売買ツールの設定画面を開き、APIキーを入力しましょう。そのあと、ビットコインのレートを取得する必要があります。
レートに関するコードを入力したら、最後は通貨売買用のコードを入力しましょう。ここは取引量や価格を設定する必要があるため、投資家によって数値は変動します。
これで自動売買の設定は完了です。
APIキーは第三者に見られてしまうと悪用される可能性があるため、APIの手続きをする際は人目のつかないところで行いましょう。