bittrexの口座凍結疑惑や米国商品先物取引委員会がビットコイン先物を規制対象とコメントしたことにより、ビットコイン価格は大きく乱高下しています。
昨日は57万円台まで大きく下落した後、63万円台後半まで全戻しするという強烈な切り返しを見せました。
この下落をとったトレーダーは大勢いたようですが、この反発には多くの人が付いていけなかったようです。
ビットコインのリバウンドの強さを見せつけられることとなりました。
ビットコイン(BTC/JPY)4時間チャート
さて、目先のイベントはビットコインゴールドの誕生ですが昨日、国内の話題がありました。
コインチェックがビットコインゴールドに関しての付与を表明したのです。
参考:2017年10月25日「Bitcoin Gold」の分岐に係る対応方針について
もちろん、ブロックが安定的に生成されない場合や脆弱性が見つかった場合は付与しないということです。
以下、対応方針を抜粋
このたびのBitcoin Goldに係る分岐に際し、CoincheckではBitcoin Goldの付与を行う予定です。しかしながら、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、Bitcoin Goldの付与を行わない可能性がございます。
・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合
・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社において付与等の取り扱いが不適切と判断される場合
現物の取引高トップの取引所がこうして最初にスタンスを表明したことにより、他の取引所も動きやすくなったのではないでしょうか。
前回のビットコインキャッシュ(BCH)と違う点は、取引や送金などのサービスの停止がないところ。
ビットコインゴールドの付与日時などに関しては、未定のようです。
そして、その数時間後にはbitbankも付与を検討するということをコメントしています。
「取扱う」とは書かれておりません。
参考:Bitcoin Goldに対するビットバンクの対応方針について
- 当社は、BTGの発生時点におけるお客様資産のスナップショットを取得します
- スナップショットの取得は、当社における付与と売買の提供を前提としておりません
- 当社は、BTGに限定されず当社の裁量に基づき当該仮想通貨の取り扱い可否を決定するものとし、次に掲げる事項などに該当する場合、付与を行わないことがあります
- リプレイ攻撃保護が困難であり、お客様資産の保全ができない場合
- プロトコルに脆弱性があり、不正にトランザクションを送信できるなどのバックドアが含まれる場合
- 反社会的勢力との関わりがあるか、反社会的行為に携わっている場合
- その他、当社の裁量により、取り扱いが困難であると判断した場合
- 当社は、上記についてすべて問題がないと判断した場合にのみ、市場環境を考慮の上、改めて当該仮想通貨の付与の検討を行います。尚、取り扱いを開始する際には、分岐時点に取得したスナップショットに基づき、当該仮想通貨の付与を併せて行います
こうなると、bitFlyerやQUOINEXなどの大手取引所も取扱いせざるを得ないような気がします。
少なくとも、bitFlyerは取り扱うのではないかというのが個人的な見解です。
今回の分裂騒動では、ビットコインを売買しない株、FXの投資家の多くも認知しており、「前回の分裂時には美味しい思いをしたらしい」ということから、ビットコインの保有に意欲的のようです。
筆者のまわりの株式投資家さんも、今度は取りたい!と意気込む人が多数。
そういったわけで、押し目を狙っていた投資家の強烈な買いが入りビットコインは急反発したのではないかと想定できます。
ビットコインゴールドは10月25日(水)あたりにビットコインのブロック高が491407になった時点でフォークするとされています。
前回同様、ビットコインを空売りしていると反対に、ビットコインゴールドの支払い義務が発生するようですので、要注意です。
PoWのコードが完成していなかったり、 リプレイアタックの保護がされていなかったりと不安が多いですが、GPUで誰でもマイニングできるようにするという思想は良いと思います。
値動きとしては、ビットコインキャッシュの前例がありますので、25日(水)に向かって堅調に推移。
70万円にまで到達するのではないでしょうか。
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。