2020年も仮想通貨市場は激動の一年でした。

年初はビットコインの順調な上昇に始まりましたが、コロナショックにより仮想通貨(暗号資産)全体の時価総額は一時半減するほど落ち込みました。

その後は、世界的金融緩和のなかでビットコインのデジタルゴールドとしての金価格との連動、インフレヘッジとしての価値の保存に注目が集まり、価格は大きく上昇。半減期への期待もあり、下落幅を帳消しにすることとなりました。

参考:仮想通貨Compound (コンパウンド) とは?

その後は、コンパウンド(Compound)やMakerDaoなどの分散型金融(DeFi)が注目され、預け入れられている金額は2000億円を超えてきました。

そんななか、マイクロストラテジー社がインフレヘッジ手段としてビットコインを購入。業界関係者を驚かせました。次に、ビットコインの売買アプリを提供するスクエア社もビットコインを購入し価格は急騰。年初来高値を更新するなか、モバイル決済シェア最大手であるペイパルが暗号資産関連サービスを開始。

時を同じくして、デジタル人民元をはじめとした国家規模のブロックチェーン開発に力を入れている中国で、 人民日報による中国での仮想通貨の取引規制を報じると、キャピタルフライトの動きが加速。150万円を突破したビットコインは5週連続高値を更新。2018年1月以来となる200万円に到達しました。

達成感からかしばらく調整局面が続く中、保険大手のマスミューチュアル生命がビットコインへの投資を発表。巨額の運用資産を持つ保険会社の参入はエポックメーキングだとして、2日間で200万円から245万円まで急騰。

さらには、テスラ社のCEOであり世界的にカリスマ的人気を誇るイーロン・マスク氏がビットコインに関するツイートを行ったことで294万円まで値を伸ばしました。

ここで今年一番読まれた記事を紹介します。

1位:ビットコインが急騰!今すぐ投資を始めるには?(10/10)
2位:重大な局面が迫るビットコイン、今後のシナリオを考察(2/4)
3位:中国の暗号法成立と暗号資産の価値高騰の可能性(1/5)

一番読まれた記事は、仮想通貨の投資未経験者へ向けての記事が圧倒的でした。この時期に、いかに新規参入者が多かったのかが分かるランキングとなりました。

みんなの仮想通貨で人気の仮想通貨

この機会に、当サイトで人気(閲覧数順)の仮想通貨を紹介します。

1位:ビットコイン(BTC)
2位:リップル(XRP)
3位:ネム(XEM)
4位:イーサリアム(ETH)
5位:モナコイン(MONA)
6位:ビットコインキャッシュ(BCH)
7位:カルダノ(ADA)
8位:ライトコイン(LTC)
9位:コスモス(ATOM)
10位:リスク(LSK)

※2020年1月1日~12月29日

1位がビットコインなのは当然といえますが、3位にはネムが入っており、5位にはモナコインがランクイン。

2017年に人気だったアルトコインが今も健在だということが分かります。

また、国内での取り扱いがないカルダノやコスモスのページもよく見られており、日本人の保有者が多いのではないかと予想できます。

12月には、ホワイトリスト入り期待ナンバーワンともいわれていたテゾス(XTZ)が予想通りにホワイトリスト入りしたこともあり、2021年はこれらのアルトコインが国内の交換業者で売買できるようになるかもしれません。


今年も1年みんなの仮想通貨をご利用いただきありがとうございました。

Webサイトは全体としては、ビットコインやリップルなどの仮想通貨やレート一覧、チャート一覧といった価格情報ページ もがよく閲覧されている他、 ユーザー同士の交流が可能なチャットも人気のコンテンツとなっています。

また、年後半にかけては分析ツールとしてのランキングページのPVも大きく伸びています。

今後も仮想通貨のポータルサイトとして役立てるコンテンツを追加していく予定ですので、2021年もどうぞよろしくお願いいたします。