3月3日からエンジンコイン(ENJ)の上昇が目立っています。
その背景には、GMOコインでの取り扱いが発表されたほか、ガス代削減のための2つのソリューションを発表したことがあります。
3月に入ってから、エンジンコインの価格は50円台から160円を超えるまで急騰しました。
◇エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインとは
エンジンコイン(Enjin Coin)は、ゲームの開発者に対してブロックチェーンの知識がなくともゲームアイテムなどをトークン化し、自身のゲームに組み込める仕組みを、エンジンプラットフォームを通して提供しています。そして発行されたデジタル資産であるNFT(※Non-fungible token)の購入や、Enjin Coinを裏付けにNFTを発行することが可能です。
※NFT(Non-fungible token)とは、ブロックチェーン上に記録され、固有の値や情報を持った非代替性の権利証のこと。
名称:Enjin Coin
ティッカーシンボル:ENJ
時価総額:1165億円(2021年3月5日時点)
コンセンサスアルゴリズム:Proof of Work
発行枚数:10億枚
24時間売買代金:1300億円程度
売買シェア上位の取引所:バイナンス、アップビット、ビッサム
ノンファンジブルトークン(NFT)向けのスケーリング技術をリリース
3月4日に、スケーリング技術に関する「JumpNet」と「Efinity」 を年内にリリース予定であること発表しました。JumpNetは2021年4月6日に、Efinityは2021年内にリリース予定です。
Efinityはイーサリアムと複数のネットワークを用いたアプローチをとることで、より強固な分散型エコシステムを構築できます。またJumpNetを使用することにより、無料かつ即時にトランザクションの実行が可能になります。
これにより、イーサリアムのようにガス代の高騰で悩まされることは無くなります。
出典:Enjin、ガス代を削減し複数のブロックチェーンに対応する 2つのスケーリングソリューションを発表
エンジンコインは、1月末にコインチェックで取り扱いが開始されてから対BTCで約3倍に上昇しています。
時価総額は、150億円から1165億円へと7倍以上に増加。売買代金も1カ月前と比較すると8倍以上に伸びています。
今後は、アルトコインの取り扱いを積極的に進めているDMM BitcoinやbitFlyerが取り扱いを開始する可能性もあり、目が離せない状況となっています。