先週は、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨として採用される決まりましたが、昨日の仮想通貨(暗号資産)市場の売買代金は10兆円割れと閑散としていました。
そんな時、イーロン・マスク氏が「ビットコインのマイニングにおけるクリーンエネルギーの使用が増加する流れが確認されればテスラ社はBTC決済を再開する」とコインテレグラフのツイッター上での質問に回答。これを受け、ビットコインは6月3日の戻り高値を突破し、430万円台へと上昇しました。
およそ1カ月の底ばい期間を経てポジション調整も十分されているようであることから、今週は上昇相場となるのではないでしょうか。
ビットコインのアービトラージのチャンス到来!?
さて、ここ1カ月の売買高の落ち込みにより、国内交換業者の流動性は低下。各社の価格差も開きやすい状態になっています。
そんななか、国内のビットコイン価格を比較的安く提示している交換業者が見つかったため紹介したいと思います。
それは、先日から板取引を開始していたディーカレットです。
まずは、次の画像をご覧ください。
こちらは、6月14日14時ごろのビットコインの価格情報です。
左が「みんかぶ仮想通貨」の取引所別ビットコイン価格情報、右がディーカレットのビットコインの板となっています。
ディーカレットの売り板の最良気配を見てください。
433万3560円に8.122BTC、およそ3500万円の売りが提示されています。
一方で、bitbankでは434万3181円で買い板が提示されていました。買い板の枚数は0.1BTC~3BTCあたりを目まぐるしく変化していました。
しかし、この時にビットコインを買っていれば利益を出せた可能性は高いといえます。仮に1BTCのアービトラージ取引が成り立つとすれば、1万円程度の利益となります。ディーカレットのBTC送付手数料は0.0004BTCのためおよそ1600円程度。利益を出せる可能性は高いでしょう。
もしかするとディーカレットの板取引は、市場価格より遅れて動く可能性が高いのかもしれません。
ビットバンクは比較的高い値段を提示しているようです。
カバー先が影響か
交換業者の価格には、それぞれ特徴があります。これは、カバー先の違いやディーリングルームを置いているかどうかで分かります。
例えば、カバー先でも欧州系、欧米系、世界中の交換業者をカバー先としている交換業者など様々です。そのため、価格が高くなりやすい取引所があったり、ユーザー数が少なくても板が厚い取引所もあります。
恐らくディーカレットも、カバー先の関係などで国内の相場変動よりも少し遅れて動く可能性があるのではないでしょうか。
もちろん常にディーカレットが安いとは限りませんし、来週には提示価格が変わっているかもしれません。もしかしたら、取引所サービスを始めたばかりで、ミスプライスが出やすくなっているのかもしれません。
しかし、こういうところにチャンスがありますので、興味のある人はディーカレットの板取引所を見てみてはいかがでしょうか。