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ETF上場で史上最高値を更新したBTC 暗号資産マーケットウォッチ・Weekly(10/23号)

筆者: 鳳ナオミ

~ETF上場で史上最高値を更新したBTC、次はETHか~

暗号資産マーケットに関連する主要な出来事及び相場回顧、翌週の注目点をピックアップします。

(対象期間:前週金曜午後~金曜日午前)

<主な出来事、要人発言、事業会社発表など>

10月16日(土)~10月18日(月)

👉SEC、プロシェアーズとインベスコが承認申請しているBTC先物ETFを承認見込み

👉SEC、ヴァルキリー申請のETFも承認へ

👉米大手住宅ローン会社、暗号資産での支払いの受け入れ停止

👉日銀のデジタル通貨実験、第2段階に

👉デジタルプラットフォームのバックトが上場、10/18から取引開始

10月19日(火)

👉ビットコイン先物ETF、米で19日にも上場へ

👉暗号通貨全体の時価総額、週末に一時史上最高値の2.6兆ドルを回復

👉シカゴ取引所(CME)でのビットコイン先物の建玉が過去最高

👉グレイスケール、BTC投資信託をETFに転換する計画

👉暗号資産のバイナンスコイン、過去最大規模のバーン(焼却)実施

10月20日(水)

👉プロシェアーズBTCストラテジーETF(ティッカー:BITO )上場

👉ヴァルキリーBTC先物ETF、今週に取引開始か

👉米インベスコ、BTC先物ETFの承認申請取り下げ

👉仏大手銀行行ソシエテジェネラル、暗号資産カストディ企業買収検討

👉デジタルガレージの暗号資産子会社、野村HDと資本業務提携

10月21日(木)

👉BTC 価格、過去最高を更新

👉ヴァンエックのBTC先物ETFが承認、25日にも取引開始へ

👉米資産運用大手ピムコ(運用資産2兆㌦)、暗号資産投資を検討

👉米テスラ(ティッカー:TSLA)7-9月決算、利益予想上回る

👉ロシア副大臣、「米ドル準備金をデジタル資産に置き換える」

👉マウントゴックスの民事再生案が可決見通し

10月22日(金)

👉BTC価格、一時8,200ドル(約87%減)まで暴落、バイナンス取引所のバグ

👉JPモルガン、BTC先物ETFコスト(ロールオーバー等)に懸念

👉運用会社パーパス(加)、BTCとETHの利回り投資用ETF申請

👉テスラ、第三四半期はBTC売買なし

👉中国恒大集団、米ドル債利払い期限迫る

👉ヴァルキリーのBTC先物ETF、22日に上場(ナスダック)

<解説及び着目点>

10月第三週の暗号資産売買マーケットは、SEC(米国証券取引委員会)によるビットコイン先物ETF(上場投資信託)の上場承認が早々に発表され、その話題で一色となりました。

週半ばにはビットコインは67000㌦(約760万円)まで上昇し史上最高値を更新、併せて暗号資産全体時価総額は史上初の300兆円超えとなりました。

ビットコイン価格上昇の構図=①「期待インフレ率の上昇」+②「BTC先物ETFの上場(承認)期待」+③「ニューマネー流入」+④「α」

Weekly10/16号で指摘したビットコイン価格上昇の要素(ファクター分析)のうち、第2項が実現したことで、一旦は出尽くし感も想定されましたが、プロシェアーズBTCストラテジーETF(ティッカー:BITO /チャート参照)の資産総額が10億㌦を超えたこと、更に米投資会社ヴァルキリー及び米運用会社ヴァンエックのBTC先物に連動するETFが相次いで承認されたことが、上記ファクター第3項のニューマネーの呼び込みには十分な材料だったと言えます。

ETFの上場は、証券会社に口座を開設していれば、それで購入できるという手軽さで、一般投資家に暗号資産に投資する機会を提供するルートを大きく切り開いたと言えます。ただ、SECはあくまで「先物連動」のETFに限って認める姿勢とみられる為、先物商品独特の制約(限月交代、現引・現渡無、ロールコスト等)の中で、今後どこまでニューマネーを取り込めるかは未知数と言えるでしょう。

ここまで、殆ど押し目無しの値動きを示したビットコインですが、金曜には暗号資産取引所世界最大手のバイナンスのフラッシュクラッシュを機に、短期筋の売りも加わり、急速に調整色が強まる展開となっています。


JDR.株式会社で算出しているJDR.Index(ジェーディーアールインデックス)は暗号資産マーケット全体を観察する指標として便利で、同指標の10月3週のパフォーマンスは+11%の上昇となっています(チャート参照)。ビットコイン単独では+6%となっています。

JDR.が個別で格付け(レーティング)しているコインでは、オーケービー(ティッカー:OKB/+44%)や、ソラナ(同SOL/+33%)、米暗号資産投資企業のビットワイズが機関投資家向けにポリゴンファンド(投資信託)の販売を発表したポリゴン(同MATIC/+22%)の上昇が目立ちました。


10月4週(10/23~)の注目ポイントを観たい方はこちら( BTC先物ETFの動向、ETHアップグレード等)からご覧いただけます。

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※本資料は、暗号資産の参考となる情報提供のみを目的としたものです。投資に関してはご自身の判断でなさいますようにお願い申し上げます。本資料は、筆者が各種メディア報道、事業会社アナウンス、要人発言などより抜粋し、作成しておりますが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
また、本資料に記載された意見や見通し等は、今後、予告なしに変更されることがあります。

鳳ナオミ

鳳ナオミ

大手証券アナリストとして10年以上経験後、リスクモデルを駆使する絶対収益追求型運用(プロップ)に従事、ボトムアップとトップダウンアプローチを得意とし年平均+15%以上のリターンを実現。その後オルタナティブ投資、ファンド組成、企業再生に取り組むなど多岐に渡る金融経験を持ち、現在はクリプトの世界に。日本初のデジタルマネー格付け及びインデックスを提供する「JDRpro.」の運用責任者も務める。

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