ビットコインは4/12(木)から70万円急騰。1週間で88万円まで値を戻しました。
しかしながら、今回の上昇に非常に違和感を感じている人も多いのではないでしょうか。
上昇、下落ともに材料のない急騰・急落が中心。
まるで仕手株のような値動きに見えます。
この値動きについていくのはなかなか大変ですが、少しずつ分解してみてパターンや値動きのクセを見てみたいと思います。
市場ごとに値動きを分解する
筆者はFXから相場の世界に入ったこともあり、24時間のマーケットをアジア、ヨーロッパ、アメリカの3市場に分けて考えるクセがあります。
なので、今回は12日から18日までの7日各市場はどのように動いたのか見ていきたいと思います。
アジア市場:6時~16時
ヨーロッパ市場:16時~22時
アメリカ市場:22時~6時
アジア | ヨーロッパ | アメリカ | |
---|---|---|---|
上昇 | 6 | 4 | 5 |
下落 | 1 | 3 | 2 |
こうやってみると、アジア市場で買ってヨーロッパで売り、再びアメリカ市場で押し目買いをしておけば勝てるようなデータとなっています。
特に16日から18日にかけては、特に15時~、22時~以降の値動きが一致しています。
◇ビットコイン/円(BTC/JPY)1時間チャート
売買戦略の構築
では、上記のデータをもとに売買戦略を組んでみましょう。
素直に東京では押し目買い、もしくは高値更新したら打診買いを行います。
基本的に上昇相場なので、売買の方向性は買いのみ。
ヨーロッパ市場は無視で良いでしょう。
アメリカ市場では、打診買いから入り相場の上昇と共に損切注文を引き上げる方式で取引してみましょう。
これで19日~22日の値動きを当てはめると以下のようになります。
◇各市場と値動き動向
上昇、横ばい、下落
アジア市場:上昇4回
ヨーロッパ市場:上昇3回、下落1回
アメリカ市場:上昇1回、横ばい3回
結果的にヨーロッパ市場で一度大きな上昇がありましたが、東京市場は想定通り全て上昇。
4/21のヨーロッパ市場の暴落に巻き込まれずに済みました。
今回はあくまで3市場に分割して取引を行いましたが、これにテクニカル指標やニュースを組み合わせるとさらに精度はアップします。
相場が読めなくなった時は、各市場のプレイヤーがどのように売買しているのかを把握してみてはいかがでしょうか。