2009年から右肩上がりに上昇してきたビットコイン。その価格推移をみると、誰もが「もっと早く買っていれば」と思うことでしょう。
2017年からビットコインへの投資家が劇的に増加し、2020年になっても口座数は増え続けています。
そこで筆者が気付いたのは、株式やFXなどの投資をしたことない人たちも半数くらいの割合でいるということです。
今回は「ビットコインのチャートの見方」の基礎部分を解説したいと思います。
【合わせて読みたい】
・ビットコインの売買に使えるチャートパターン
・上昇・下落を示唆するチャートのパターンについて
・仮想通貨のテクニカル分析に使いたいテクニカル指標
・ボリンジャーバンドとは?基本や売買テクニックを紹介
チャートとは
基本的なことですが、チャートとは価格推移を表したグラフとなります。
チャートの種類には、単純に価格推移を線で繋いだ「ラインチャート」
線の下に色が付いた「マウンテンチャート」
一定時間の価格推移を全て表した「ローソク足チャート」などがあります。
まずは、基本となるローソク足チャートの見方を覚えましょう。
bitFlyerのHPに表示されているマウンテンチャート
まずはローソク足を覚えよう
チャートの基本となるのは、ローソク足です。
この見方が分からないと、価格推移が分かりづらいでしょう。
ローソク足とは、bitFlyerではLightningに表示される縦長の四角い物体のことを言います。
(出所:bitFlyer)
一定期間の始りの時間の値に対して、最終的に価格が上がれば陽線。下がれば陰線といいます。
ローソク足の太い部分を実体といい、上下に出ている細い部分をヒゲといいます。
ちなみに、1日の値動きを表したものを日足、1週間だと週足(しゅうあし)、1時間や5分だと1時間足、5分足(ごふんあし)といいます。
ローソク足は、江戸時代に日本の本間宗久氏が発案した日本生まれのグラフで、今では世界中で利用されている最もポピュラーなチャートとなっています。
さらに同氏は、ローソク足の並びを基本としたテクニカル分析のひとつである酒田五法を考案しました。
世界中の人がローソク足を見て取引していますので、少なくとも以下の形状を覚えておきましょう。
(参考:野村證券 ローソク足の基本形)
最初は値動きがランダムに見えるかもしれませんが、毎日チャートを見ていると似たような形になることが多いことに気ずくはずです。そういったところから、次に上がり易い・下がり易いという予想がつくようになり、それが取引の判断材料の一つとなるのです。
投資の達人は、テクニカル分析の基本となるローソク足を非常に良く見ている人が多いですので、まずはここからスタートしましょう!
移動平均線
もう一つ、基本となるチャートの見方として移動平均線があります。
これは、過去何日かの価格の平均値を線で繋いだ線になります。
例えば、10日移動平均線だと、過去10日間の平均値を表示した線。
75日移動平均線だと、過去75日の平均値を表示した線となります。
この線を見ることにより、過去〇日の平均値より今の価格が高いや安いかが一目でわかるという優れた指標なのです。
ビットコインの取引に適した移動平均線は?
では、ビットコインの取引に適した指標はどの移動平均線でしょうか。
これは議論があるところですが、正直何が一番使えるのか定まりきっていないのが現状です。
1週間、1ヶ月と区切ると見やすいことから、7日移動平均線と30日移動平均線を使う人が比較的多いようです。
だた、4時間足~日足にかけては25日と75日移動平均線が比較的使えるように思えますので、みんなの仮想通貨の移動平均線は25日と75日を採用しています。
■みんなの仮想通貨のBTC/JPYチャート
どの移動平均線が取引に使いやすいのか、色々と日にちを変えて試してみると良いでしょう。
ビットコインのチャートを読むことは、まずはローソク足と移動平均線の見方を覚えましょう!