2018年5月16日にビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークが予定されています。
今回は大きな混乱は無さそうですが、その内容と相場状況、各取引所の対応に関して確認しておきましょう。
1.ハードフォークの内容
5月15日にビットコインキャッシュ(BCH)はハードフォークを行います。
その内容は、基本ブロックサイズを8MBから32MBにアップグレード。
そして、Satoshi OP_codesを追加することの2つです。
元々ビットコインキャッシュはビックブロック派のため、32MBへの拡大は自然な流れ。
そして、オペコード(Satoshi OP_codes)の追加によりスマートコントラクトの導入が可能となり、イーサリアムとの競合が始まることとなります。
・ハードフォークの時間
2018年5月16日(水)午前1時~午前3時頃
※アップグレードは最新の11ブロックの中央値が1526400000以上になる際に、新しいコンセンサス規則が次のブロックから適用される。
今回のハードフォークに関して、変更がコード化される前にコミュニティ全体で投票が行われなかったことで若干のいざこざはあったようですが、概ねスムーズに進んだようです。そのため、新しいコインが誕生する可能性は皆無でしょう。
2.国内取引所のハードフォークに関する対応
- ・通常どおりサービス運営:bitbank
- ・ビットコインキャッシュの預入と送付を停止:bitFlyer、Zaif
- ・BCHアドレスの変更と入出金を一時停止する可能性:GMOコイン
- ・コメントなし:QUOINEX、BTCBOX、BITPoint、DMM Bitcoin
なお、bitbankが通常通りサービス運営を行う理由は以下。
- ・ビットコインキャッシュノードの新バージョンへの切替を既に完了しているため。
- ・ビットコインキャッシュのコミュニティ内において意見の相違・対立は殆ど存在せず、分岐による新コイン発生の可能性は非常に低いと判断したため。
3.ハッシュレート状況など
ハードフォーク2日前のビットコインとビットコインキャッシュのハッシュレート状況ですが、目立った変化は見られません。
出所:fork.lol
ここ最近ではBCHのハッシュレートが高水準にある為、明日はどうなるのか少し気にしておきたいところです。
4.価格情報
ビットコインと主要アルトコインとビットコインキャッシュの価格推移を比較してみましょう。
イーサリアム(ETH)の強さが目立っており、BCHは特にハードフォークに向けて上昇しているとは言えない状況。むしろ、下落率は高くなっております。ハードフォーク前の不安売りが出ている可能性も考えられます。
5.あとがき
昨年11月に行われたBCHのハードフォークフォークは難易度調整アルゴリズムでした。その際にも大きな混乱がなかったことから、今回も問題なく通過するのではないかと思います。
むしろ、直近では少し売られつつあるBCH。
無事、ハードフォークを通過した後には買い戻しが活性化するのではないでしょうか。
【ひろぴーのビットコインFX】ビットコインキャッシュが安い業者はどこだ!?
BCHのハードフォーク時でも取引可能な取引所はbitbank↓
※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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