11月26日の仮想通貨(暗号資産)相場は大幅安。ビットコインは200万円の高値から30万円以上急落し、値下がり率は一時15%を超えました。イーサリアムやリップルなどの主要アルトコインも軒並み10%程度下落し、仮想通貨全体の24時間売買代金は30兆を超えるほどの大商いとなりました。
ビットコインの売買代金は6兆円を超え、200万円を付けた11月25日よりも増加しました。
10月前半からほぼ1本調子で上昇してきたビットコイン相場は、連続陰線がわずか3回。2日続けて前日の安値を更新したのは、11月1日と2日の期間のみでした。2カ月の上昇相場のなかで、ようやく調整が入った展開です。
200万円到達で達成感
11月24日に2017年1月5日以来となる200万円を回復したビットコインは、翌日にかけて194万円まで下落。その後、再び200万円を付けたものの利益確定の売りに押され頭打ちとなりました。
この動きを見た投資家の多くが利益確定に動き、またOKExが停止していた仮想通貨の出金を再開したことで売りが加速。この際に、OKExからは180億円以上(内ビットコインは5万BTC、約90億円)の規模となる仮想通貨が出金されたそうです。
また、一部の国内レバレッジ取引所ではストップロスを誘発。わずか数分で180万円台から120万円台まで急落する動きも発生しました。
顧客のポジション情報を公開しているTAOTAOでは、高値での買いポジションが取り残されており、この下落に買い向かったり逃げ遅れた投資家も多いようです。
出所:Trade blotter
主要仮想通貨が今週の上げ幅を消す中、リップル
アルトコイン
リップルとステラは半値押し程度にとどまる展開。リップルよりも軽い値動きを見せるステラは、記事執筆時点(午後0時)において前日からプラス圏へ浮上しています。
今日のビットコインが終値で178万8321円を下回れば、10月3日以来3日連続で高値を切り下げることになります。ようやく調整局面入りとなるのか、それともここを押し目と捉えて買ってくる投資家が勝利し、まだまだ強い動きを見せるのかに注目が集まります。
※価格はLiquid by QUOINE