以前、アストロロジーで有名な月の満ち欠けのサイクルで相場動向を占うという話をしました。
アストロロジーとは、占星術で太陽や月、小惑星などの天体の位置や動きなどと人や社会の過去の経験則から占うことをいいます。これを相場に応用し、底打ちや天井を見極めるという分析方法があるのです。
今回は、水星の逆行とビットコイン相場について解説します。
水星の逆行とは
占星術において水星は、コミュニケーションや人の移動や物流、言語、商取引などを支配するそうです。
では、逆行とは何でしょうか。
通常、太陽の周りの惑星は時間とともに一方向へ進みます。地球から見て、水星が空を横切っていくように見えるのですが、時々それが後ろへ下がっていくように観測される時期があります。これが、逆行です。
この水星の逆行の時期には、相場が荒れやすいと言われています。
日常生活においても、交通機関の遅延や欠航が多くなったり、スマートフォンや電話などの通信機器にトラブルが発生しやすいのだそうです。
水星の逆行は1年間に3回ほどあり、期間は約3週間となっています。
毎年、水星の逆行期は変わりますので、時期が決まっているわけではありません。
2021年の水星の逆行期は次の通りです。
1月31日~2月21日
5月30日~6月23日
9月27日~10月19日
ビットコインのトレンドが発生
1982年からメガバンクでインターバンクディーラーとして活躍していた山中康司さんは、相場とアストロロジー研究を行っています。
筆者も仕事を一緒に行っているため、アストロロジーに関しては山中さんに聞いています。
山中さんによれば、ビットコインの相場と水星の逆行を調べてみると、トレンドが発生しやすいのだそうです。
過去の水星の逆行期とビットコインの動きをみてみましょう。
▼2017年
4月10日~5月4日
8月13日~9月5日
12月3日~12月23日
チャートが見えづらいですが、4月の上昇相場開始時期、12月の急騰・急落相場が水星の逆行期と重なっています。
▼2018年
3月23日~4月15日
7月26日~8月19日
11月17日~12月7日
下落相場の起点が水星の逆行開始時期と同じです。11月のハッシュウォーはぴったり一致していますね。
▼2019年
3月6日~3月28日
7月8日~8月1日
11月1日~11月21日
乱高下の1年でしたので、何とも言えませんが、7月と11月の下落相場の開始時期が水星の逆行と近くなっています。
▼2020年
2月17日~3月10日
6月18日~7月12日
10月14日~11月04
コロナショックの急落時期と、11月からの大相場の開始時期と一致しています。
▼2021年
1月31日~2月21日
5月30日~6月23日
9月27日~10月19日
2021年は、テスラのビットコイン購入を材料視した大相場の開始時期と一致しています。
次の水星の逆行期は、5月30日~6月23日となっています。
ここはマイニング市況が良い時期であり、2017~2019年のビットコイン相場が春から上昇しピークを迎える時期です。
アストロロジーなんて信じられないという方でも、知っておいて損はないのではないでしょうか。