前回の記事(ビットコイン上昇トレンド転換なるか)で書きました上昇シナリオの通りに推移しているビットコイン。
レジャーXのビットコイン先物ローンチのニュースも後押しとなりジワジワと上昇を続け、抵抗帯を上抜けてきたことから、まだまだ上を目指すパワーはあるように思えます。
参考:LedgerXが現物引渡しビットコイン先物をローンチ Bakktの先を越す形に
先週からのローソク足の形状を見ると、急騰したところは売りが入りやすくなっているので、足元を固めながら上げていく方が今の相場ではトレンドが続きやすいでしょう。
トレンドは完全に上目線に転換したわけではなく、まだ強力なレジスタンスラインも残っているので、目線を固めすぎないように今後の展開を考察していこうと思います。
FOMCの結果
7月31日の深夜に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)では、10年ぶりの0.25%の利下げが決定されました。
6月からの利下げを織り込むような相場局面では、ゴールドとビットコインの価格が上昇を見せました。今後も利下げが続く場合、市場参加者の間ではビットコインの好材料になる可能性が高いと囁かれています。
事実、FOMCでの利下げが決定されてからビットコインの価格は上昇を続けています。また、米国に続いてブラジルも利下げを行うなど、他の国々も利下げを行う局面に入っています。
米国は利下げサイクルに入ったわけではないと、パウエルFRB議長はコメントしていますが、世界的な利下げ局面は仮想通貨市場に好影響を与えると考えられます。
今後、利下げを行う可能性が高いユーロ圏と豪州の政策金利発表の際は注目しておきたいですね。
では、チャートを分析してみましょう。
4時間足チャート
現在は大きな青色の下降チャネルの中で価格推移しています。中期的には1万2000ドル付近のレジスタンスラインを突破できるかどうかが一番注目すべきポイントとなりそうです。
◇ビットコイン(BTC/JPY)4時間足チャート
7月の中旬に下抜けして以来、越えることのできなかった4時間足の長期EMA(50,100,200)も上抜けした状態なので、まだまだ上値の余地はあるでしょう。
直近の注目すべき節目は、120万円を下抜けして以来、何度も弾かれている日足の一目均衡表の雲(抵抗帯)。
出所:GMOコイン
もし、この分厚い雲を上抜けることができれば、さらに大きな上昇が見込めそうです。
1時間足チャート
注目していた赤トライアングルを上抜けしました。レジスタンスラインがサポートラインに転換したことを確認し、上昇を続けています。
◇ビットコイン(BTC/JPY)1時間足チャート
1時間足では50EMAが完全に長期のEMAを上抜け、ゴールデンクロスとなっています。
15分足、30分足、1時間足と同じ方向に順々に移動平均線がクロスをしていく時はかなり強いトレンドが発生している証なので、発生したトレンドについていくのが理想の売買戦略でしょう。
ここは素直に買いで攻めていきたいところです。
ビットメックスの資金調達率
前回の記事の時と同様に、資金調達率は全て買い手の受け取りとなっています。
出所:bullbearanalyzer
直近の調達率も上昇してきており、こういった場合に大口トレーダーの買い仕掛けが入ることがあります。
ファンダメンタルズ、テクニカルに加えて、こういった需給を見ても上昇余地が十分ありそうですね!
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※本記事の意見や予測は、筆者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨を行うものではありません。
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